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2010年11月18日 (木)

言霊

以前から気になる言葉遣いとして
「○○してもらっていいですか?」があります。
(たぶん全国的傾向だと思うんですが)

例えば

「こちらに来てもらっていいですか?」
「ここに座ってもらっていいですか?」 

主に若い方が丁寧語として使われているみたいですけれど
これらは普通

「こちらにお越し下さい」
「ここにお座り下さい」 でしょ?
場合によれば、最初に「どうぞ」とか、「まことに申し訳ございませんが」をつけて。

まっ、これも流行の慣用句と考えれば
「語尾上げ言葉」みたいに廃れる間での辛抱なんでしょうけれど・・・

でも食事や買い物の際
「いいですか?」「いいですか?」と短時間に何回も聞かれると
時々「いやだ!」と、答えたくなる(強い衝動に駆られる)のも事実。
本当にお客に対してへりくだっているのか、誠意を示そうとしているのか疑問です。

別に「正しい日本語を話そう運動」をしているわけではありませんが
言葉は文字以上に想いや誠意を伝える、大切なコミュニティ手段だと考えています。

だから昔の人は言葉には魂が宿る
つまり「言霊」(ことだま)として大切にし
儀式や祝詞などにも生かし、伝えてきたのでしょう。

言葉は人を活かしもするし、傷付けもします。
「日本語の乱れは日本が元気な証拠、言語は進化する!」という学者もいますが
最近続けて「いじめ」のために若い命が散ったニュースを知り
ちょっと書いてみたくなりました。 (最後は重くなっちゃいましたね)

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