補聴器の効用
今日、補聴器の買い換え注文を受け
おじゃましたお宅でのお話です。
「入院になるかな?と思ったけれど、お医者さまの判断で自宅療養になりました」
「聴力が不自由な状態で長期間入院すると、孤独になり認知症を誘発するんですって」
「だから、早く補聴器をお願いします!」とのこと
既に他店で購入された補聴器を使用されていたものの
故障のためしばらく不自由な状態が続いていたお客様です。
たしかに、コミュニケーション不足は疎外感や孤独感を生じます。
そのために補聴器が役立っているとは常々思っていましたが
耳鼻科以外のお医者様よりそのようなお話を聞くのは初めてです。
我々補聴器技能者は、そう感じていても言えないもの。
今後、脳の変化も含め
外的刺激やコミュニケーションの認知症予防に果たす役割が
もっと解明されればと思います。
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家族が認知症になると大変ですよね。もの忘れ、徘徊、物盗られ妄想、排便の失敗など考えただけでもぞっとする程です。 [続きを読む]
そうですね、父が脳梗塞で失語症になりコミニュケーションが取れない状態ですが、聞こえると言うことがどれだけ大切か、娘が勉強中なので良く教えてもらったりしますが脳のちょっとしたところが壊れただけで障害が出てしまい耳鼻科の先生、補聴器技能者、言語聴覚士と皆で聞こえについて解明していけばいいですね。
投稿: シェルパ頭 | 2011年1月21日 (金) 08時49分
シェルパ頭様 コメントありがとうございます。
亡くなった父が昏睡状態の時
「聴力は最後まで機能するので、病人の前での会話に気をつけて下さい」
と先生に言われました。
言葉は時には凶器にもなります。
「聞こえ」に関する仕事はやりがいがあると同時に責任重大だと受け止めています。
投稿: オプトパパ | 2011年1月21日 (金) 18時32分