仲のよい高齢者の住む町
お世話になている耳鼻科の先生主催の勉強会で
「中山間地での補聴器装用のすすめ方」というテーマをいただき
15分間のレポート発表をしました。
いわゆる田舎の町で
どのように補聴器装用を提案するか?
ということを文献等調べ、まとめ上げたたわけですが
そのデータの一部として
当店で補聴器を購入された方の年齢分布(%)を全国平均と比べたところ
そのグラフに10歳のズレがあり
そして、ピークである80歳前後の年齢が全国平均の2倍の40%を示していました。
つまり全国平均と比べ
補聴器を使い始める年齢が10年遅く
75歳から85歳にかけて急激に利用し始めているということ
そのような内容を緊張の中、15分間で発表し
そして質問を受け付けたところ
来年退職されるという女性教師の方が手を挙げられ
次のような意見をいただきました。
------------------------------------------------------
笑い話だと思って聞いてください。
私は中山間地である長野県の北部を中心に赴任してきました。
当然、信濃町にも5年間お世話になりましたが、そのころの記憶をたどると
高齢者の方が皆さん元気で
子供さんに何かあると、ほとんどの場合おじいちゃんが迎えに来てくださいました。
そして、今も目に浮かぶのは老夫婦の方がトラクターに乗り
耳の遠いおじいちゃんに、おばあちゃんが後ろの荷台から声をかけ注意する姿
そんな仲のよいご夫婦が多いから(難聴を補える環境だから)
装用年齢に10年のズレがあるのではないでしょうか?
そして80歳前後から急に補聴器を購入されるのは
その年代になると
ご夫婦の内どちらかが先立たれ(会場内 爆笑)
難聴をカバーする事が出来なくなり
家族や周囲に対しての気兼ねから利用されるのでは?
仲のよい元気な高齢者が、大勢住まわれる町だからこその
タイムラグであり突出したピーク値だと考えます。
------------------------------------------------------
長文になってしまいましたが
自分の住む町を褒められた
そんな嬉しい思いから
なるべく正確に書き留めようと考えブログにアップしました。
« いよいよ七月 | トップページ | 思い立ったが吉日 »
コメント
« いよいよ七月 | トップページ | 思い立ったが吉日 »


なるほど・・・
面白い
そして
素敵な話だ!!
投稿: こーりきー | 2011年7月 3日 (日) 11時19分
こーりきー様 コメントありがとうございます。
統計って不思議な物で
データをまとめてグラフ化すると
思わぬ結果に驚くことがあります。
そして今回もそうでした。
次回の「ちょっとコーヒーブレイク」にも
載せようかな?知ってもらおうかな?
投稿: オプトパパ | 2011年7月 5日 (火) 08時36分
なんでもかんでも機械がすぐれているかというとそうではないのですね。
人の力ってあったかいですよね。
投稿: ほっとはーとやまだ | 2011年7月 9日 (土) 15時46分
ほっとはーとやまだ 様
コメントありがとうございます。
聞こえを補うのは
どうやら補聴器だけではなさそうです。
だから、聞こえない不自由を
全てマイナスでとらえることなく
ご家族がどのように接しておられるか考慮したり
加味したりすることも補聴器販売に大切なことだと学びました。
投稿: オプトパパ | 2011年7月 9日 (土) 19時13分