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2012年4月13日 (金)

NHKの「新日本風土記  桜前線の旅」を見ました
そこで一番記憶に残ったのは・・・

岡山県の山の中に
戸数10軒の小さな集落があり
ほとんどが夫婦もしくは一人暮らしの高齢者
いわゆる限界集落です。

しかしそこには
樹齢1000年の一本桜が高台にそびえ
すべての家から見ることができます。

そして春になると
たくさんの観光客が訪れると同時に
自宅で高名な桜の花見が出来ることから
それぞれの家に毎年多数の親せき知人が訪れます。

そんな中
カメラは一人暮らしする
高齢の女性の様子を映し出します。

嬉々として
おもてなしの準備をする姿

料理を前に
兄弟・姪・甥が来てくれたことを喜ぶ笑顔

そして、久しぶりの賑やかさに対する涙

本来なら盆暮れ以外
来客のない古びた家に
久しぶりに響く笑い声

桜がつないでいるんですね 
絆を・・・

番組では他に
ライフワークとして写真を撮り続けるアマチュア写真家や
しだれ桜の羽織を代々伝えている旧家の女性達
そして、戦争中、人間魚雷で出陣する前に国花としての桜ではなく
自宅の桜を題材として(故郷を思い)辞世の句を残し散っていった
若者のことを紹介していました。

でも
桜を見ると胸が熱くなるのは何なんでしょうか?
日本人の感性?
悲惨な戦争に対する後悔の念?
それとも(武士道に代表される)生き様?

久しぶりに良い番組を見ました。
そして、たくさん考えさせられました。

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    芸術性より記録を目的とした下手な写真ばかりですが、いつかはオプト家の家宝となることでしょう。

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