最後の一投
高三の長男が出場した陸上競技の国体予選
高校生活最後の大会ということで
カミさんと一緒に応援に行きました。
投てきサークル内では
与えられた時間を上手に使って心を落ち着かせ
「お願いしまーす!」と声をかけると
後方のスタンドから同級生や後輩らが「はーい」と答えます。
後ろ向きのまま、軸足をしっかりと地に着け
片足をけり出すようにして二回ステップした後
振り向きざまに右腕を天に向かってかざすと
放たれた鉄球は放物線を描き9メートルラインを越えました。
結果は・・・残念ながら決勝には残れませんでした。
彼にとって最後の一投
中高6年間投げ続けてきた砲丸ともお別れです。
一旦フィールドを離れた後
決勝を戦っている(長野県中の)仲間を
真後ろのスタンドから見つめるその姿は
近寄りがたくもあり、たくましく思うと共に
大人の人間としての尊厳をも感じました。
大会を終え、帰宅するなり
「6年間ありがとうございました」とのこと
真っ直ぐ育ってくれました。(涙)
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とても深くていいお話ですね。
成長した息子さんの大きさが目にうつります。
我が家の思春期絶好調の娘も、中学で砲丸をやっています。
この間の県大会の結果は、とても屈辱的で、ふがいない結果に
競技場で涙をながし、家に帰ったら、一人、枕をハンカチ代わりにし
静かに泣いていたようです。
つらい時が強くなる時、苦しい時が伸びる時。
陸上の事は全くわかりませんが、母ができることは、大会の朝、
早く起きて弁当を作ること位かな。
投稿: さあけ | 2013年7月10日 (水) 13時12分
すばらしい、お子さんですね。さすがネクタイさん
これから受験生頑張って!!
投稿: シェルパ頭 | 2013年7月10日 (水) 14時41分
さあけ様 コメントありがとうございます。
水泳、スキー、剣道、陸上競技
すべて個人種目のスポーツ競技ではありますが
指導者に恵まれ、仲間に恵まれ
親が知らないうちに沢山の経験や体験をしたようです。
つらい時が強くなる時、苦しい時が伸びる時。
全くその通りですね!
その姿を見て
親も成長できるし頑張れるですよね!
投稿: オプトパパ | 2013年7月10日 (水) 14時46分
シェルパ頭様 コメントありがとうございます。
上の学校に行きたいらしく
盛んに「勉強しなくっちゃ」といっています。
将来の選択肢はかなり広いようですが
「家業を継ぐ」なんて言葉は残念ながら全く聞かれません。
それも人生・・・です。
投稿: オプトパパ | 2013年7月10日 (水) 15時09分